アラスカ沖 タンカー座礁事故(1989年3月24日)
原油タンカー エクソン・バルディーズ号がアラスカ沖で座礁事故を起こし、4万キロリットル以上もの原油が海に流出、海洋生態系に極めて深刻な被害をもたらしました。
この事故では船長の飲酒が批判されていますが、実際には操船を三等航海士に任せていました。しかし、三等航海士は極度の睡眠不足で、勤務前48時間のうち6時間しか眠っておらず、極度の睡眠不足の状態にありました。おそらく、そのために地上からの2度の警報信号に気づかず、気づいた時には迂回することが出来なかったのです。